散文的に笑う。

ネットコミュニティに巻き込まれたいサラリーマンの雑記

何度も読み返したくなる増田文学4選

はてな匿名ダイアリーの中でも、いわゆる「増田文学」と呼ばれる小説というかポエムというか、魅力あふれるこのジャンル。大好きな作品が多いけど、何度も読み返してしまう最も好きな4つだけご紹介。

 

切ないけど幸せな短編

流れるような文章に引き込まれる展開、そしてちょっと楽しくなる終わり。あぁ、増田ってこういうのに会えるからいいよね、という決定版。

anond.hatelabo.jp

 

タイトルが秀逸

シンプルなタイトルだけど中身を読めばその意味がじわじわと染みてくる、なんとなく同じような記憶を思い出す名作。

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女性作家の詩のような心躍るポエム

筆者のワクワクがこちらまで伝わってくる、キラキラした詩。途中の毒もそのキラキラを引き立てるエッセンス。オチがもうなんとも心にぐっとくる。

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たぶん、時事ネタ最高傑作

あの騒動の最中に突如現れた名文。時代の文脈をとらえてすぐに書き上げるそのテクニックに嫉妬してしまいます。

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どれもこれも憧れの作品。僕もこんな素敵な文章が書けたらなと嫉妬。僕が増田に書き込んでも4つのトラバが最高値・・・。

新人とキスするまでの時間

今週のお題「印象に残っている新人」で書いてみよう。

 

当時社会人5年目だった僕のチームに待望の新卒の女子新人が入ってきた。

それまで男子ばかりで、楽しいっちゃ楽しいもののなんとなく張り合いみたいなものはなくて、やっぱり女子の方が毎日浮足だつってもの。

 

その新人女子はまぁなかなかの派手目な見た目と、IT系インターンやってましたな意識高い経歴を同居させた子。とりあえずメイクが濃くて、元の顔は想像できないがメイクしてる分にはかわいいからよしとしよう。

 

OJTのトレーナーは僕ではなく同期の別の女子。まぁ女子同士が一番いいには違いない。しかし、トレーナーで無いということは毎日べったりいる時間もなければ、結構ちゃんと誘わないと二人で飲むなんてできない。

教育的なことはその同期にまかせる分、なんとか手を出したい一心でマイルストーンを設定することにした。

 

  • 4月 入社
  • 5月 配属 ←今ココ
  • 6月 たまに飲みに行く仲になる
  • 7月 キスする
  • 8月 セックスする

 

時間かけ過ぎな気もしないでもないが、社内だし新人だしこんなもんだろう。そんな気分でゆっくり駒を進める気だった。

 

だが、思いっきり予定がくずれた。

結局、5月末に開催したその新人の歓迎会で、みんなに隠れてこっそりキスしてしまう。しかも店の影で何度も。

 

これがまだ2軒目とかなら2人でその後抜けられたろうが、まだ1軒目。しかも新人の歓迎会。主役がそのままそこからいなくなるわけにも行かないし、僕と一緒に帰るのはさすがに不自然すぎる。 ということで、そのままその日はお預け。

そしてまぁこんなことがあれば多少は気まずくなるんで、その後チャンスは無く、そのまま月日は流れていった。

 

その子が大人だったおかげで仕事では雰囲気悪くならず、時間が経てば至って普通の先輩後輩になれた。

今も近しい部署にいてで毎日顔を合わせるが何の問題もない。

 

うちの会社は、社内恋愛もただの遊びも不倫もまったくゆるいのでこれがバレたところで軽くいじられるだけとは言え当時はちょっと焦った。

 

2016年新卒入社の女子達も是非、先輩方はあなたを狙っているんだということを認識して逃げるなり、上手く使うなりと対策を打っていただければ幸いです、

あと、男子も先輩女子社員が狙ってるから注意な。僕の同期女子も一杯下に手だしてる。

ネットコミュニティに巻き込まれたくてブログはじめてみた

1998年に中学生にインターネットを始めて、幾度となく”ホームページ”を作っては潰し、ブログが流行ればチャレンジしてみては潰しての繰り返しだった。だって、飽きちゃうんだもん。

 

2回だけオフ会に参加したことがある。特に有名でもない中小規模のテキストサイトの管理人とその読者が集まったオフ会。まだ、インターネットとリアルが隔絶していた時代の、ちょっとだけ気持ち悪いオフ会。僕もそこの一員だった。ただの読者として。

そこは中学生の僕には刺激的な”ネットコミュニティ”が広がってた。会ったこともない怪しい職業の大人、始めてじっくり喋ったフリーターという人種、リスカ痕が残るメンヘラガール。

 

ネットコミュニティの楽しさとおぞましさの両面を知った僕だが、もう一度参加しただけでなんとなくそのコミュニティからは足は遠のき、他のオフ会に参加することも無かった。

当時は『インターネットしてる』=『オタク、持てない奴』で、思春期まっただ中の僕はどっぷりハマってしまうことが怖かったんだと思う。

 

その後、とあるちょっとだけ有名なブロガーにリアルで知りあったりして、あのまま僕ももっとネットの波に身を委ねていたらどうなっていたんだろうと思うこともあった。

 

自己発信とか、創作とかそういうのは比較的、バンド活動的なものや仕事などで発散することができる恵まれた環境で過ごすこともあったせいで忘れていた、なんだか気持ち悪くて、くすぐったくて、心地いいつながりのコミュニティを久しぶりに味わいたくてブログを始めてみる。

 

その中でもずっと『はてな村』(多分もう古い言葉なニュアンスだけど)が憧れの空気だった。揉めただの、ヤッただの、そんなつながりに僕も巻き込まれたい。

kuroihikari.hatenablog.com

この記事を読んだ時、単純にいいなぁ。と思った。

 

出会い厨になって誰かとヤりたい、とか、オフ会で目立ちたい、有名ブロガーになりたい、ではなくて、なんて言ったらいいかわからないけれど、リアルとは違う『ネットのつながり』を持ちたい。

オフラインだけのつながりでも全然よくて、ただただidコールしたりmention飛ばしてみたい。リアル以外の人と。

 

30歳になったから、というのも大きな理由。

新しいことを始める、でもそれはあの時インターネットの中に捨てたもう一つの青春を取り戻すことでもある。

 

だから僕は、東京とはてな村で消耗してみます。

 

orangestar.hatenadiary.jp

 

おそらく、今後はただただネットに思うことや、ネットでの思い出や、社会に思うことをつらつら書いていく感じだと思います。もしよろしければ”お友達”になってください。

 

今度こそ飽きずに続けられますように。