散文的に笑う。

ネットコミュニティに巻き込まれたいサラリーマンクリエイター(笑)の雑記

iqosで吸うタバコはまるでSFの悪役。それでも僕は喫煙し続ける。

僕は根っからのヘビースモーカーだ。吸い始めたきっかけは大した理由は特にない。何となくかっこよく見えたから。もっと詳しく言えば、この作品の主人公である”ミドリちゃん”に憧れたから。

多かれ少なかれ喫煙者は何かしらのタバコを吸う姿に「かっこいい」を感じたからタバコを吸いはじめたんだろうと思う。それはフィクションのキャラクターかもしれないし、身近な先輩かもしれない。僕もまさにその内の一人で、どうしてもどうしても”ミドリちゃん”になりたかった。
 
そうやって吸い始めて、年齢を重ねていくとどんどんとまわりが禁煙し始める年齢になった。社会の嫌煙の波に飲まれはじめたというのもある。
またひとり、またひとりと禁煙していく中で一つの新しい流れが生まれた。
巷で話題のアイコス。
 
 
僕はアイコスに替えてからいわゆる普通の紙巻きタバコを一切吸っていない。機能や喫煙したという満足感、どれをとっても申し分なくタバコ。けれどやはりタールが無い分体は楽。
今までこんなに体に負荷をかけていたのかという驚きと、タバコを辞める理由がまた一つ減ったという後悔が押し寄せる。
 
でも時々立ち止まって考えてしまうのは、これってホントにあの頃憧れたタバコの吸い方だっけ?ってこと。
人差し指と中指の間深めに挟んだタバコを口元にやるとほとんど口を覆う形になって、軽く吸い込んで口を離すとか静かにパッて音がする。アンニュイな目で紫煙をくゆらさせながら物思いに耽る。まるで文豪か、次元か。その域に達していなくたって、ミドリちゃんにはなれた気がしてた。
多分ニコチン以外の何か、時代の空気を吸っていた気がする。
 
それが、今はどうだろう。フィルターの先には怪しく緑色のLEDランプが光る黒い機械。効率的にニコチンだけを摂取する装置。まるで未来のドラッグ吸引の様な姿。
なんだか映画の悪役が中毒に陥ってるクスリみたい。ドラゴンボールのスラッグや、レオンのゲイリーオールドマンを思わせる、怪しい雰囲気。
 
それでも辞められないのがタバコなんだけど。
 
あの頃と違う未来の象徴が僕にとってはアイコスな気がする。この世のSF化のはじまり。もしかしたら、AIに人類が滅亡させられる歴史の始まりかもしれない。
そんなことを考えながら煙を吐き出す午前1時。
 
あの頃となんにも変わっていないのかも。